娘よ、君を愛している

妊活のこととか、娘のこととか、時間がある時に気が向いたら書きます。

結婚から、不妊治療を開始するまでの話

娘がうまれて早4ヶ月。
育児にも大分慣れ、少し余裕が出来てきたので、これまでのことを備忘録的な感じで書き留めておこうと思う。

私は現在26歳。旦那は38歳。
ちょうど一回り違う、干支が一緒の年の差夫婦。
自分でも驚くほどのスピード婚を経て、今に至る。
ちなみにできちゃったわけではない。

2011年11月、当時21歳だった私が入社したIT企業に旦那がいた。
部署も違い特に仕事で絡むこともなく、年齢も離れた私たちが何故結婚に至ったのかは今は置いといて、結婚から妊娠までの経緯を綴っていこうと思う。

私たちが結婚したのは2012年6月。
私の22歳の誕生日に入籍した。(ちなみに私はその日39度の高熱が出て、入籍当日に死ぬのかと思った。)
お互い子供が好きだったのでもちろん子供は欲しかったけど、結婚式も控えていた為、式が終わるまでとりあえず子作りは控えておこうという事に。
それに私もまだ22で若かったし、周りに子供のいる同級生なんて全然いなかったから、まぁ自然な流れで子供ができたらいいなって思っていた。
焦りなんて全くなく、夫婦二人の時間を楽しく幸せに過ごしていた。
結婚式も無事終わり、子作りを控える必要が無くなってからは避妊することなく、ごくごく普通に営んでいたのだけど、子供ができる気配はなかった。
その時私は特に基礎体温を測ったりだとか、本気で子作りに励んでいたわけではなかったので当然といえば当然かもしれない。
でも「やることやっていればいつか子供は必ずできる」「数打ちゃ当たる」なんて思っていたもんだから、あれー中々できないもんだな~なんて思ってはいた。
段々周囲からも「子供はつくらないの?」なんて言われるようになったりしてきた。
まぁ私もその時はバリバリ仕事をしていたし、大好きなびっべんのライブに行きまくったりして、とっても自由気ままな人妻生活を謳歌していたので「もう少し先ですかね~(いつできてもいいけど)」と適当に返していた。

そして入籍して丸二年経過した頃、さすがにヤバイと思い始めた。
なんでできないんだ…?
22で結婚して、24になった。24、まだ若い。ぴちぴちの20代なのに。20代は妊娠しやすいって誰かが言ってた気がするのに。全然、赤ちゃんができない…。
Why…?
そんでもって確かこの頃から私の周囲でベビーラッシュが始まる。
出来ちゃった結婚する友達も少なくなかった。
嫌でも焦る。
お金はある。家も買った。(新中古のマンションだけど)
いつ家族が増えても問題ない環境は整っている。
超が付くほど安定した生活を送っているのに、何故我が家に天使は舞い込まない…?
赤ちゃんは空の上からお母さんたちを見ていて、今だ!というタイミングでお母さんのお腹にやって来るらしい。姉からそう聞いた。
ということは、まだそのタイミングではないということなのか…。
私に母親としての何たるかが見いだせていない為に、赤ちゃんは私の元へやって来るのを躊躇っているのだろうか…。
そんな風に思った。

そろそろ真剣に子作りに取り組もうと思うようになった。
毎日基礎体温をつけ、ルナルナのアプリで妊娠の確率が高い日を調べてその日にトライ。
幸い私は昔から生理周期が乱れることは一切なかったので、ルナルナのお告げ通り生理が来た。
だから多分、ルナルナが「この日合体せよ」と命じた日は本当に妊娠確率が高い日だったと思う。
これで妊娠できるはず!今までは多分タイミングがずれていたんだろう。

が、出来ない。
何故…。やはりルナルナ先生(無料版)では限界があったのか…。
いや、そもそもタイミングじゃなくて我々のどちらかに原因があるのでは?
そう思った私は不妊検査を行っている婦人科を探し始めた。
確か2014年の終わり頃だったと思う。その時私はまだ24歳。旦那36歳。
そろそろ旦那の年齢を考慮しなければならなくなってきた。はよ子供つくらな。

ネットで評判のいい婦人科を見つけ早速診察予約をとり不妊検査をしてもらうことになった。
先生はフランクな感じのおじさん先生で、とても話しやすい人だった。
先生「まだ24なの?旦那さんはいくつ?」
私「36です。」
先生「一回りも違うの?!どうしたの、騙されたの?」
私「(笑)」
聞けばこのクリニックに20代で不妊検査に来る女性はなかなかいないのだという。
何はともあれ、私の身体を検査してみない事には始まらない。
血液検査から子宮内の状態まで、隅から隅まで検査をしてもらった。
このクリニックでは卵管造影検査は行ってなかったので、他の病院を紹介してもらった。
結果、私の身体に異常は見つからなかった。
問題なく妊娠できる身体。何なら卵子?卵胞?の状態なんて見本にできるくらい良かったらしい。
「旦那さんの方も調べてみようか」
先生にそう言われ、紙袋を渡された。
中にはプラスチックの筒状のケースが。
聞けば、そのケースに一番搾りを採ってくるようにとのこと。
また、卵管造影後は卵管の詰まりがとれて妊娠確率がぐっと上がるらしい。
先生にタイミング指導をしてもらうと同時に旦那のオタマジャクシ検査もしてもらうことにした。

自分の身体に異常は無かったわけだし、妊娠確率上がったわけだし、タイミング指導だけで難なく妊娠できちゃうのでは??
タイミング指導や人工授精を行うと先生から「○月○日までに生理が来なかったら妊娠成立」って言われるのだけど、残念ながら、その指定された日までに生理が来てしまった。
ルナルナ先生のお告げ通りの日である。

そしていよいよ旦那のオタマジャクシ検査の日がやってきた。
オタマジャクシ検査はとっても簡単。
採取した一番絞りを冷やさないように病院にもっていけばいいだけ。
冬はタオルで容器をくるんだり、乳の間に挟んで持っていく人もいるらしい。
でも人肌以上の温度で温めてはダメなので要注意。
検査結果は一時間ほどで出るらしい。
朝食を食べずに家を出てきた私たちは近くにあるモスで朝食を摂り時間を潰した。

一時間後、クリニックに戻り検査結果を夫婦二人で聞いた。
診察室でパソコンの前に座っていた先生の顔がどことなく険しい。
私はどきっとした。
「あんまり良くないね。」
それが先生の口から出た最初の言葉だった。

検査結果をもとに先生が旦那のオタマジャクシの状態を細かく解説してくれた。
量だとか、濃度とか、生存率とか。
何があんまり良くないのかというと、旦那の場合オタマジャクシの運動率があまりにも低い、という結果だった。
オタマジャクシには二種類あって、ちゃんと卵子までたどり着ける、正常に動くオタマジャクシと、そうでないオタマジャクシが同じ液体内に存在しているらしい。
運動率は、卵子までたどり着ける正常なオタマジャクシの割合を表している。
運動率が32%を下回ると妊娠は難しいと言われているそうだが、旦那のオタマジャクシはその数値を下回っていた。

これだといくらタイミング指導をしても妊娠は望めない。
人工授精も厳しいと思う。
というのが先生の見解だった。

それを聞いている間、私の頭は真っ白だった。
全くもって想定していなかったことだった。
何か原因があるなら自分の方だろうと当たり前のように思っていたし、旦那に問題があるなんて考えたこともなかった。
旦那はいつもと変わらない顔で先生の話を聞いていたけど、彼も私と同じことを思っていたと思う。
自分に原因があるとは夢にも思っていなかっただろう。

え、ていうか、自然に妊娠できなくて人工授精も難しいんだったらどうやって妊娠すればいいの?バカ高いで有名な体外受精か??
聞けば体外受精でも100%妊娠できるとは決して断言できないらしい。
何度何度もトライしてやっと、という夫婦も少なくないそうだ。
いや、待ってくれ…さすがに何百万も出せないぞ…どうすんだ…。
(調べたところ市の助成があるそうだが、私たちの住む地域では所得制限が設けられていて我々夫婦は見事助成を受けられないことが判明した。)
先生と話し合い、とりあえず当面の間は人工授精にチャレンジすることになった。

私24歳。旦那36歳。
2015年が始まってすぐの、まだまだ寒い冬の出来事である。

まだまだ書くことはたくさんあるけど、そろそろ娘が起きてきそうなので今回はここまで。